ピアノの練習の仕方、アドバイス!

毎日忙しく練習する時間がないという方や効率よく練習がやりたいのにどのようにして良いかわからない方へ向けたアドバイスです。

Contents

効率よく練習をする為に

◯楽譜をよく見ると、ほとんどは【AーBーA】の基本の形で作られています。つまり、どの曲にも全く同じ部分が最初と最後に出てくる可能性は大変高いのです。見開き2ページの曲だとしたら、最初から全部通して何度も弾くのは時間の無駄と言えます。難しい部分のみテンポが遅くなったり、いつも同じ所がつっかえてしまったり。。。では、新しい曲の宿題がでた時に1週間ごとにどんな練習をしたら良いかを書いていきたいと思います。(A-B-Aなどの段落分けはレッスンの先生に記入してもらいましょう。)

1週目 Aの部分の片手ずつの練習

①音やリズムに気をつけながら、片手ずつ丁寧に練習します。初心者の場合、いきなり両手で弾くと音符の長さやリズムなどいい加減になってしまい、正しく上手に弾くことが出来なくなります。(但し、将来ピアノ講師を目指す方などの場合、先ず最初に【両手弾き】から入ることは初見力に繋がるので大変オススメです。)

2週目 Aの部分の両手練習

①Aの部分の片手ずつを先生にレッスンの時に聞いてもらい、リズムや音など間違っていた所や注意を受けたところがあれば【直す】。なければ、【両手】をゆっくりと合わせていく。

フレーズごとに合わせると良いでしょう。(難しければ1、2小節ずつで良い)

この時のポイントとして、だいたいどんな曲も4小節ずつ曲は作られています!!

【⭐️4小節ずつ練習することをオススメします!】

3週目 Bの部分の片手練習

①先週の間違いなど直したところを片手ずつ弾いて、【もう一度】先生に聞いてもらう。

先週片手ずつしっかり出来ていた方は、両手でゆっくりと弾けたところまで先生に聞いてもらう。Aの部分全体がゆっくり《だいたい弾けている》ようなら、【Bの部分の片手】の練習に進みます。(Aの部分はゆっくり弾けているわけですから、そのまま弾いていれば自然にスラスラ弾けるようになります。)

4週目 Bの部分の両手練習

①先週Aの部分が両手でゆっくり弾けた方は、Bの部分を片手ずつ先生に聞いてもらう。出来ていればゆっくりフレーズごとに【両手】で合わせていきます。

注)まだ片手ずつしっかり出来ていなければ、もう1週は【片手ずつの練習】をつづけます。

5目 最初から最後まで通して両手で練習

①Bをゆっくりと両手で弾いて先生に聞いてもらう。だいたい弾けていれば、いよいよ《最初から最後まで通して》ゆっくりのテンポで【両手】で練習します。

※後半に同じAの部分が出てきますが、そこは練習する必要はありませんよね?最初と同じなのですからもう弾けていますよ!

6週目 強弱などをつけて仕上げ

①ゆっくりのテンポで1曲通して先生に聞いてもらう。途中難しい部分があって弾きづらいところは部分的に抜き出して、【そこだけ】を徹底的に練習しましょう。最後は、強弱などをつけて作曲家が楽譜に込めた思いを感じとりながら、その曲にふさわしいテンポで仕上げられると良いでしょう。

1番大切なこと

◯段落分けをして『部分的に』練習をする

◯片手ずつ丁寧に練習をする

◯右手、左手、どちらもしっかり弾けたら、両手で少しずつ合わせていく

◯譜読みのテンポは超ゆっくり

まとめ

できることなら効率よく上達したいですよね。教材の進度具合はそれぞれ違いますし、そこは全く重要ではありません。『練習の仕方を少し変えてみる』ことで、あまり苦労せず今までより楽に、そして楽しくピアノが弾けるようになるかもしれません。色々な練習の工夫をし新たな発見をしながら、ピアノを弾いてみてください。『継続は力なり』コツコツと短時間で構いません。ピアノを弾くことが毎日の楽しい時間となると良いですね。