ピアノはいつから始める?
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「習慣」というものが身につくのは6歳まで
ピアノは、今も昔も変わらず人気のある習い事の一つですね。
3歳を過ぎた頃、「うちの子も、いつからピアノを始めようか?」とお考えの親御さんも多いかと思います。
そこで、ピアノを習い始める前に知っておくと良いことをいくつかご紹介致します。
まず、ピアノを弾く時に、いくつかの動作を同時に行います。
1. 楽譜を目で見て音符を読む
2. 読んだ音符を脳で理解する(鍵盤でどの位置を弾くのか、どのようなリズムで弾くのかなど)
3. 脳からの司令で指を動かし、理解した内容を弾く
4. 弾いた音を耳でキャッチし、確認する
この4つの動作を瞬時に繰り返し行うので、脳の発達に良いことはもちろんですし、これらを身につけるためには反復練習が必要不可欠になりますので、集中力や粘り強さが身につくことも大いに期待できます。
さらに、練習した成果を日々のレッスンや発表会などの大きなイベントで発揮し、達成感を得ることも出来るでしょう。
ピアノの練習に限らずですが、「習慣」というものが身につくのは6歳までだそうです。
習い始める前に身についていると良いこと
習い始める前に身についていると比較的スムーズにレッスンへ入れる要素がいくつかあります。
・ピアノは両手を使う楽器なので、右と左の区別がついている
・リズムを取るときに必要な、簡単な数字が言える
・10分程度ピアノの椅子に座っていられる(はじめは5分でも良い)
もちろんこれらが身についていなくてもピアノを習いながら覚えていくことも出来ますし、なかなか集中してピアノの椅子に座っていられないお子様は、講師が飽きないようにレッスンを工夫してくれます。
年齢別に見る習い始める時期
次に、年齢別で見ていきますと、2〜3歳はまだ指の力が弱く、学ぶというよりは遊んでいる感覚なので、音を出してみて楽しむというレッスンになると思います。
本格的なピアノのレッスンを望むより、幼児も参加出来るコンサートへ行くなどして、良い音楽を沢山観たり聴いたり、楽器に興味を持つような機会を与えてあげたほうがいいでしょう。
5歳になると、1本1本の指に力を入れる感覚や、骨格もしっかりしてくるので、ピアノを学ぶというレッスンが可能になります。コミュニケーションのやりとりもしっかりしてきますので、レッスンで先生に言われたことや、ご自宅でどのような練習が必要なのかも段々とわかってくると思います。
4歳は、その間というところでしょう。
そして、気になる方もいらっしゃるかと思いますが、「絶対音感」を身につけたい場合は、6歳半までがおすすめです。
そのようなことから、ピアノを始める年齢は、5歳前後がおすすめです。
どの年齢のお子様でも個人差はありますので、体験レッスンをしてみて、講師に直接相談してみるのも良いかと思います。
大人になってからでは遅いのか?
では、大人になってからでは遅いのかというと、決してそんなことはありません。
ただ、大人になってからですと、指が思うように動かないと感じる方はいらっしゃるようです。
両手の指をなめらかに動かし、きれいな音色を出せるのは、子供の時からコツコツ練習した賜物と言えるでしょう。
しかしながら、始めた時期や年齢に関わらず、自分に合った曲を習得してピアノを楽しむこと、ピアノが好きという気持ちが一番大切です。