譜読みが早くなるためのたった5つの大切なポイント

  • 「音を読むのに時間かかってしまう」
  • 「譜読みが苦痛」
  • 「もっと譜読みが早ければ練習も辛くないのに…」

こんな悩みを抱えている方たくさんいらっしゃいますよね。

今回はそんなアナタのための譜読みが早くなるとっておきの練習方法をご紹介していきたいと思います。

今からでもすぐに始められるので是非試してみて下さいね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

Contents

1.ブラインドタッチを意識して練習する。

img_9707

ブラインドタッチとは、楽譜を見ながら鍵盤を見ずに弾くことです。

楽譜の音を確認して、鍵盤を見て…のこのやり方では、譜読みにとても時間がかかってしまいますし、これが習慣になってしまうと、難しい曲が弾けるようにテクニックが上達しても、譜読みのペースはあがりません。

私の知人の中にも、上手なのに譜読みに時間がかかる人は意外と沢山います。

つまり上手くなる=譜読みも早くなる..わけでは無いんですね。

先ずは意識することから始めてみましょう。

特に子供の教則本はあまり手の形を変えずに弾けるように作られているので、実は頻繁に指を確認する必要はないんです。

指を見ながら弾かないと心配になっちゃうところを我慢して、なるべく指を見ないようにして練習しましょう。

最初は苦労すると思いますが、必ずブラインドタッチで弾けるようになります。

2.ある程度曲数をこなす

「覚えるより慣れろ」とよく言われますが、譜読みに関してもそれが当てはまると私は思います。

例えば、小学生がやる計算ドリルがありますね。あれは、1ページ1ページをいかに確実にやるか…ではなく、同じような公式の計算を数をこなすことによって慣れることによって、最初は間違えたりしても良いので、より速く確実に解けるようにしましょう…と言うものです。

譜読みの場合も同じです。

やはりある程度曲数をこなすことが重要です。特にピアノを習い始めて最初の2年が非常に大事です。この間にある程度楽譜に慣れることが求められます。

最初の2年でなかなか教材が進まないと、本人の中で「楽譜読むのが辛い」「ピアノ弾けない」という劣等感も生まれ始めてしまい、それがまた成長の妨げになってしまうからです。

ですから、最初の段階で教則本などをある程度コツコツと進められるように心がけることが大切かもしれません。

また、教則本も1冊だけでなく、常に2,3冊同時進行で進めるようにすると良いでしょう。

3.和音に早い段階から慣れる

譜読みを悩ます要因の一つに和音があげられます。和音とは2つ以上の音が同時に響くことを言い、よくお団子に例える先生も多いでしょう。

つまり単音と違い一度に2つ3つの音を読み取らないといけないので、和音を読むことに慣れていないと最初のうちは非常に苦労する子供も多いです。

和音の場合も覚えるより慣れが大切かなと私は思います。

また、ただ見た目の形だけで覚えずに響きと一緒に覚えるようにすると、非常に強いです。

例えば右手がメロディで左手が和音の曲ですと、そこのメロディにあった和声の響きを予想することが自然とできるようになるからです。

譜読みは、そのうえで楽譜の音を見て確認するような手順になってきます。

一音一音必死で読んでいた苦労もこのころには全くなくなるでしょう。

その場合、和音の連なりや響きが非常に重要となるブラームス、ベートーヴェンあるいはバッハなどと言った作曲家の曲ですら、楽しんで譜読みをすることができるようになります。

とにかく劣等感をつくってしまう前に和音に慣れることがとても大事です。

4 曲の構成を考える

img_1661

2部形式?3部形式?いやロンド形式? そんな専門的に分からなくても良いので、AとかBとか楽譜に書き込んでみましょう。

例えば最初のメロディ(モチィーフ)をAとします。Aと違うメロディが出てきたらBとします。再びAがでてきたらA、更に違うメロディが出てきたらCとでも書いてみましょう。

Aと似ているけどちょっと違ったらA‘と書いておいても良いでしょう。

こうして楽譜に書き込むことで、曲全体の大きな構成を知ることができますね。

更に和音は何種類使われているのか、速度はどのぐらいなのか、右手や左手にどこでどんな変化があるのか、楽譜から読み取ってみましょう。

こうすることで、全く未知の段階で始める譜読みと違い「ここまで弾いたら最初とまた同じだ!」「なんだか難しそうに見えたけど手の形を変えないで弾ける!」「左手はここだけ沢山練習すればできそうだ」と言ったように、曲全体を把握することで譜読みにも見通しができ、練習方法も自分で見つけることが出来るようになります。

5 今までに弾いた曲集をもう一度弾いてみる

img_9384

もうすでに終わった曲集を引っ張り出してきて、懐かしながら弾いてみましょう★

そもそも譜読みとは、楽譜を読み取り更にそれを音にすることです。

今までに一度弾いた曲集でしたら今あなたが勉強している曲集より簡単なのは確かですね。

つまり音にしやすい上に更に、一度弾いたことがあるとなれば、譜読みの能力も存分に発揮できます。

しかし1度弾いた曲でさえも譜読力が無ければ、一定期間弾かずにいると全く弾けなくなってしまいます。

勿論ある程度順調に譜読力がついていれば、一度弾き終わった曲集を弾くのはそんなに苦ではありません。

遊び感覚で是非試してみてください。(#^^#)

スラスラと弾くことが出来れば、あなたの譜読み力は順調についている証拠です。

全く弾けなかった方は、1ブラインドタッチを意識して練習する、2曲数をこなす、3和音に慣れるを是非試してみてください。

最後に、譜読みが速くなるとどんなメリットがあるのか簡単にご紹介いたしますね。

譜読みが速くなれば、勿論譜読みに苦労せずにすみますが、決してそれだけではありません。

譜読みが速くなれば、その分色んな曲にチャレンジすることができますし、1曲1曲をより深く勉強することができます。また、急な本番にも対応することができますね。

是非今できることから始めてみてくださいませ(^^♪