ピアノを弾く時の指や手の形、よく先生に注意されるけれどそんなに大切な事?弾ければどうでも良くないですか?

先ずは普段レッスンをしていてよくある弾き方をご紹介します。

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◯「バタバタ弾き」

1番多いと思われるのが「バタ弾き」

これは言葉の通り、指の関節を使わずに指を伸ばしたままたバタバタとピアノの鍵盤をたたいて音を出してしまう弾き方

手首を上下に揺らしながら弾く「揺らし弾き」

これは手首の力を利用して弾いているので、この弾き方で日頃せっかく練習しても指の練習にはなりません。

手首を落として弾く「落とし弾き」

これは指を動かすだけでもひと苦労ですね。

上記の弾き方では、指を素早く動かすこと、きれいな音色をつくること等に限界があります。また自由自在に自分の指をコントロールすることが不可能となってしまい、曲の仕上がりに大きく差が出てしまいます。

⭕️それでは、どのような手や指の形でピアノを練習すれば、良いのでしょうか?

◯ピアニストのようなきれいな形「ピアニスト弾き」

全ての関節を使い、指先にしっかりと力が入った状態でピアノを弾きます。肩や肘の力は抜きます。正しい手や指の形で練習する事により、10本全ての自分の指を思い通りにコントロール出来るようになり、イメージ通りの素敵な音が出せるようになるでしょう。その為には、全部の指の強化がとても大切となります。指先を鍛えることで、綺麗な音色を奏でられるようになります。

⭕️指や手の形を正しく整えて弾くことは、ピアノを上手に弾く為にとても大切なことと言えるでしょう。

小さな頃からピアノを習う生徒さんが大変増えています。ピアノを弾くことに慣れてきたら、次は少しずつ手や指の形を意識して練習していけると宜しいかと思います。