本を読んでいるように楽譜を正しく読めるようになるとピアノはもっと楽しくなる

ピアノ教室看板前写真5本の線の上に載っている不思議な記号「音符」。

音符は音楽においては文字と同じです。本の文字を読むと、その物語がわかり楽しめるように、音符を深くまで勉強していくと、作曲者の気持ちも理解できて、ピアノを弾くことを楽しめるようになります。

文字をしっかり読めるようになるのと同じで、音符もしっかり正確に読めるようにならないと、楽しさや面白さ・曲の美しさも伝わりません。では、どのようにすれば楽譜を正確に読めるようになるのでしょうか?

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繰り返し音符を読むことが大事

例えば、今この文章を読んでいるあなたはどうやってこの複雑な文字を覚えましたか。何度も何度も読んだり書いたりしながら覚えたと思います。

楽譜もそれと同じです。何度も読み書きを繰り返すことによって覚えていくのです。ここで大切なのは「何度も繰り返す」と言う点。継続していくって大変なことですよね。ましてや「楽譜を読む」ということは普通の生活とはまったく関係ありません。ですから、せっかくレッスンで教わっても、毎日楽譜を読む習慣がなければすぐに忘れてしまうのです。

では、具体的にどのようにすればよいでしょうか。

おんぷカードを使う。丁寧に楽譜を読むことが大切

まず、毎日楽譜を見ながら練習することは言うまでもありませんが、ドリルやワークブックを繰り返し用いることもできます。また、市販の‘おんぷカード’を使って訓練することもできます。

それから、丁寧に楽譜を読むことも大切です。「何となくこんな感じ」ですませるのではなく、一つ一つの音符をきちんと読みましょう。そして、強弱の記号や速さの記号、レガートやスラー、スタッカートの記号にも目をとめて下さい。また、これから弾こうとしている曲は何拍子でしょうか。♯や♭は付いていませんか。曲を弾く速さについて作曲者の指示が書かれていませんか。楽譜に書いてあるすべてのことを見逃さないようにしてくださいね。

わからないことは自分で調べる習慣づくり

楽譜を読むと言うことは、最低限自分でできることです。最初にドレミファソラシドを教わったなら、自分で読む習慣をつけるようにしましょう。そして、楽譜に書いてあるどんな小さな事柄も見落とさないように心がけましょう。できれば、「楽語辞典」などを用意して、わからないことは自分で調べるほうがいいですね。そのような習慣を身につけるなら、楽譜も本と同じようにすらすらと読めるようになるんです。そして、洞察力を働かせて、その曲が何を表現しているのかを読みとることもできるようになります。

この経験は英語や国語辞典を使うときにも活かされると思います。わからないことを自分で調べて答えを見つけられる習慣作りが全ての勉強において、最も大切なことだと思います。

本を読むようなイメージで

子供が夢中で読書している

誰に教わらなくても、自分の弾きたい曲を自由に弾いて楽しめるようになるために、“楽譜を正確に読む”と言うことは大切なことです。

本を読むような感じで、楽譜を頭の中で読んでみる。そのときに、メロディー、リズム、強弱など、音が頭の中で響くぐらいになると、すばらしいピアノが弾けるようになると思います。

みなさん、がんばってくださいね!

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