練習嫌いな子供がピアノを楽しく練習するためにレッスンで取り入れたい3つのポイント
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「ピアノは嫌いじゃないけど、練習は苦手…」な子供が多い
子どもは、興味があちこちへ向き、ひとつの事になかなか集中していられないものですね。外で友達とワイワイ遊んだり、ゲームをしたり・・・子供が好きなことは「楽しいこと」です。授業のように机でじっとしていなきゃならないのは退屈に感じるものです。
ですからじっと楽譜と向き合う必要があるピアノの練習は子供にとって、つまらないものであっても仕方がないんですよね。
しかし不思議なことに、多くの子供は練習は苦手だけど、ピアノは嫌いじゃなく、寧ろ好きです。
では子供たちにとって、練習を嫌なものだと思わせず、更に練習効率があげられるようにするにはどうしたら良いか・・・
ここではサキ・ピアノスクールのレッスンでも取り入れている3つのポイントを紹介していきたいと思います。
是非参考になさってください。
レッスンで取り入れたい3つのポイント
1 子供は歌が好き!
サキピアノ教室では、クリスマス会や発表会でピアノ演奏の他に合唱も披露します。
その練習も兼ねて、レッスンでは歌の時間をつくっています。
在籍している先生たちはこの為、弾き歌いのテストもあるんです。笑
先生は伴奏だけでなく弾き歌いをするということがポイントです。
先生がピアノを弾いて一緒に歌うことによって、
生徒と先生の距離がぐんと縮まります。これはレッスンにおいてとても大切なことです。
また先生が楽しそうに弾き歌いをすれば、「私も先生みたいにピアノが弾けるようになりたい!」と子供は思い、向上心にもつながるわけです。
ですから、レッスン時間の一部に数分で良いので、歌の時間を設けてみましょう。
2 指摘する際は動機・手段・目的をつけて・・・!
「ここはもっと大きくね。」「ここは段々小さくでしょ!」
これはNGです。
これでは生徒はただただ先生の指摘を注意して弾くだけになります。
これほどつまらないものはないです。
そもそも指摘されることがうれしい子供なんていません。
では先ほどの強弱の指摘をこのように言い換えてみたらどうでしょう…
「ここは象さんが歩いている場面なんだよ~だからもっと堂々としていいよ!」
「ここはね、兵隊さんが段々遠くに行っちゃうところだよ~」
私は強弱の指摘は子供にその場面を自分で想像させるようにしています。
こうすることによってその生徒の感性が出てきます。
指摘する際はタンパクな言葉を使うんではなく、
自分はどうして指摘しているのか・・・
ではどのようにしたら上手くいくか・・・
これが出来たら、どんな効果があるのか・・・
このように動機・手段・目的をきちんと伝えることが大切であり、子供のモチベーションが下がるのも防ぐことが出来ます。
そして少しでも良くなったら、必ず褒めてあげましょう。
子供の向上心にもつながります。
3 連弾を取り入れる。
これは子供に限りませんが一人より二人、二人より三人でやることによって、楽しみも倍増することってありますよね。
ピアノも同じで先生と連弾をすることで、新たな楽しさを感じることが出来ます。
また、合わせる際に「間違えないようにしなきゃ!」と子供ながらに感じて一生懸命に弾いてくれます。
つっかえると、ちょっと悔しがったりする生徒さんもいます。
連弾から子供のやる気に火が付くこともあるかもしれません。
試してみてください(^^♪
ここでは大きく3つのポイントを上げましたが、
講師は自分の子供の頃を思い出して、レッスンに工夫をすることが必要だと思います。
そして生徒は一人ひとりみんな違いますから、
きちんと生徒一人ひとりと向き合うことが、子供の上達にも繋がることなんじゃないかなぁ・・・と常日頃感じております(#^^#)