ピアノが無くてもできる効果的な指のトレーニング法
ピアノは持ち歩くことは出来ないので、練習できる場所はとても限られますよね。
限られるどころか、練習は家にいるときしかできないですね・・・(-“-)
また、家でさえなかなか事情があって長い時間練習できない生徒のために、今回はピアノが無い時にできる効果的な指のトレーニング法をご紹介していきたいと思います。
このトレーニングに必要なのは机と椅子のみです★
ポイントを押さえてやればとても効果的な練習なので是非試してみてください♪
Contents
ドレドミドファドソ法
先ず左右両方の手をピアノを弾くときの形をキープして机に置きます。左右の手は肩幅ぐらいで丁度よいです。
5本の指を置いたら、12131415と1本ずつ指を上げ下げしましょう。
この時注意しなくてはいけないポイント
- 指の第1、2、3関節を凹ませない
- 肩や腕、手首などの余分な力は抜き、指先に重心をかける。
- ゆっくりと丁寧に一本一本動かす。
- すべての指先に均等に重みをかける。
4,5の指先は指がほかの指よりも細いため、指の力も弱いし貧弱になりがちです。そのため重みがかかりやすくなるように、少しだけ手首を外側に。
これは、鍵盤に対して各指が垂直に(まっすぐ)打鍵できていないと、指先にきちんと重みはかからないからです。ですから45の指は少し意識して手首を外側に開くことで、小指もまっすぐ打鍵をすることができ、タッチが安定します。
左手も右手と同じように親指から12131415と動かしてみましょう。
レドレミレファレソ法
次は21232425と動かします。
この練習も、すべての指先に重みが掛かるように。
気を付けるべきことは、ドレドミドファドソ法と同じです。
同じように、ミドミレミファミソ「31323435」、ファドファレファミファソ法「41424345」、ソドソレソミソファ法「51525354」を同じように続けて丁寧にやりましょう。
レファレファ法
これは少し難しいです!
先ほどのトレーニングと同様に5本の指をピアノを弾くときのフォームで机の上に置きます。
そして135の指は上げずに(机につけたまま)2、4の指だけ繰り返し動かします。
この時も手の形を崩さないように気を付けましょう。
特に4の指は動きが鈍い指ので、しっかり動かしましょう!!
この際も手首は楽にして、両方の指先に重みがしっかるように、手首は左右に動かしてみましょう。
ドミソミドミソミ法
これはレファレファ法の逆です。
24の指先を付け、135の指を順々に動かしましょう。
これはレファレファ法に比べて比較的に動かしやすいです。
慣れてきたら少しずつ速く動かしてみましょう♪
これらのトレーニングはもちろん指のトレーニングにもなりますが、尚良いところは、音が出ないがために、指や手の使い方に意識をきちんと向けられるところにもあります。
実際鍵盤で音を出しながらとなると、音が出ることへの安堵で、正し指の使い方をなかなか意識できない子がいます。
また、指の筋力がないがために、ピアノを弾く際に指先の関節がフニャフニャになる子もいます。
このような生徒さんたちは、まず鍵盤に触れる部分に重みがかっているという感覚を知り、覚えることが必要です。
そして、そのためには骨格をしっかりしないといけないといけないことをきちんと理解しましょう。
時間はかかりますが、毎日コツコツとトレーニングし、練習に活かせば必ず良くなります。
タッチがしっかりすれば表現の幅も物凄く広がりますよ。
いろんな音色をつくれるようになります。
是非頑張ってくださいね★