初見力アップする為に大切なこと〜②
ピアノの楽譜は、ト音記号とヘ音記号を使った大譜表で書かれています。つまりト音記号読みとヘ音記号読みがそれぞれ瞬時に出来なければ楽譜を見ながらスラスラ弾くことは難しくなってしまいます。初見力をつける為には、ブラインドタッチ習得と共に『音符読み』が大変重要ということになります。今回は音符読みについて、書いていきたいと思います。
Contents
音符の読み方について
よく大人の方や楽譜を読むのに時間がかかる生徒さんに多いのが、「ド」から順番に数えていく方法です。しかしこれでは、いちいち数えなければいけないので、譜読みをするのにとても時間がかかってしまいます。そこで、当スクールでは、子供たちには音符カードや五線ノートを使い、五線の音符に色をつけて覚えてもらいます。そうする事で数えなくてもパッと見た瞬間に何の音か分かるようになります。(覚えてきたら少しずつ色を消していきます。)
音符を素早く読めるようになる為の訓練として
1、音符カード
毎回レッスンに来た時に、音符カードをきれいに並べて、左から右へ素早くその音を答えていきます。家でも毎日音符カードで音符読みをすることをオススメします。これは、小学校で音読の宿題が毎日だされるのと同じです。音読は声に出して文字を読む訓練ですが、音符カードは音符を読む訓練となります。
2、五線ノート
毎回宿題をだします。五線ノートに先生が音符を書き、生徒たちは家でその音に決められた色を塗り、何の音かを鉛筆で書いて、次週先生に見てもらいます。
3、楽譜を素早く読む
新しい曲を弾く前にいきなりピアノで音を出すのではなく、一度声に出して楽譜に書かれた音符を読んでみることをオススメします。音符がつっかえたり考えたりしなくても早口言葉のようにスラスラ読めれば、スラスラと弾けるでしょう。
まとめ
ピアノを嫌いにならずにいつまでも楽しく弾き続ける為に初見力をつけることが重要です。又その初見力をつけるために大切なことは。。。
①【ブラインドタッチの習得】
②【音符の速読】
これらを意識しながら日頃の練習をしてみてください(^。^)!とくに、「うたとピアノの絵本」みぎて、ひだりて教材、「ピアノ弾けるよ!」ジュニアシリーズ、テクニックなど、基礎となる教材を使用している方は、是非家での練習もブラインドタッチ(手を見ない)で練習してみてくださいね。それと音符カードなどを使用した速読も忘れずに!!コツコツ努力していれば知らず知らずのうちに自然と初見力がアップしているでしょう。
さて。次回の予告は?
初見力アップする為に大切なこと〜③です。お楽しみに!!
【続き】初見力アップする為に大切なこと③はこちら
初見力アップする為に大切なこと〜③リズム