効果的な練習は長時間or短時間??
子供達は、練習をすすんでやる子よりも、どちらかと言うとなかなかやらない子の方が多いでしょう。
ピアノ嫌いというより、練習嫌いな子供が多いんですよね。
では、週に一回のレッスンに向けて、レッスン日を控えた前日に1時間集中して練習するのと、毎日10分ずつ練習するのではどちらが効果的だと思いますか?
前者と後者は合計の練習時間はほとんど変わりませんね。
しかし、前者のやり方で1年レッスンに通った生徒と、後者のやり方で一年レッスンに通った生徒では大きな差が出来ます。
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練習は毎日積み重ねることが大事
練習は、短時間であっても毎日積み重ねることがとても大事です。
そして日々の練習には「その日の目標」をつくるようにしてみましょう。
どんなに小さな目標でも良いので、その目標が達成できるように頑張りましょう。
こうすることで、短時間でも効率的な練習になり、七日間あれば、先生に指示されたことをきちんと改善することができるでしょう。
つまりこれは後者の練習の仕方になります。
子供はなかなか長く集中力を保つことが難しいので、集中力が長く続かなくとも、短時間でも集中させられれば、それは大きな成果に繋がります。
特にピアノの場合きちんと練習を積み重ねれば簡単に成果が表れます。
大事なのは、短時間でも効果的な練習をすることです。
ただ最初から最後まで通すのでは意味がありません。
苦手なところだけを抜き出して、「今日はここだけ出来るよう頑張ろう。」などと言ったように、こうした練習意義を自分で見つけさせて練習することがとても理想的です。
なぜ、一日だけガッツリ練習するのではだめなの?
前者と後者では合計の練習時間に差はないのに、なぜ前者ではいけないのか。
簡単に言えば、一週間毎日目標を立て、それをクリアしながらの練習を、一日でまとめて出来るはずがないからです。
また人は、練習をしていないときに頭が整理されたり何かに気づかされたりするものです。
つまり練習している時間だけが重要でもないんだと私は思っています。
例えば、夜にふと練習を振り返ったり、なんとなく鼻歌で自分が練習してた部分を歌ってみたり、思い返してみたり・・・
絶対に誰でもこうしたことがあると思います。
こうしてまた次の日に繋げるんです。
野球のイチロー選手が前にこんなことを言っていました。
「ちいさいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」
あのイチロー選手の言葉・・・とても重いお言葉ですね。
小さな目標をつくることがとても大事
先ほども述べましたが、日々の練習の質を上げる為に一番効果的なのが小さな目標を立てることです。
どんなに小さな目標でも良いので、その日の練習を始める前に自分で目標を立てて、それが達成できるように頑張りましょう。
練習目的がはっきりしていないと、ただ通して弾いてみたり、好きなところだけ何度も弾いたり...とどうしてもなりがちです。
これでは毎日練習を積み重ねてもあまり意味がなくなってしまいます。
特に子供達は目先の目標を作ってあげることでモチベーションがぐんと上がる場合があります。
是非日々の練習の際には試してみてください。(*^-^*)