子供にピアノを習わせたい4つのメリット
現在、日本では子供に習い事としてピアノを習わせることが広がっており、とても身近なことになっていますね。
実はピアノを子供に習わせることによって、単なるお稽古事では留まらないメリットがあるんです。
ここでは4つのメリットについてご紹介していきたいと思います!!
Contents
集中力の向上
まず、ピアノに取り組むことによって、集中力が向上することが挙げられます。その集中力が勉強に活きる可能性は大きいです。
近年行われた研究によると、1年間音楽のレッスンを受けた子供とそうでない子とのIQを比較したところ、前者の方が著しくIQが向上していたという報告があるため、音楽以外の認知機能までも向上させる可能性が高いのです。
また、発達障害などを持つ子供の症状が緩和したり、問題児の問題行動が改善したりしたの事例もあり、単なる音楽教育以上に教育に役立つ可能性があるんだそうです。
コミュニケーション能力の向上
音楽を深く学んでいると、感情の変化を理解しやすくなるようです。
音楽家に対して、実験を行った結果、他人の話し声に表れる感情の変化に気づくのが得意だという研究結果が報告されています。
そのため、子供がピアノを学ぶことで、他人の気持ちをより理解することができる人間になる可能性があります。
これは、音楽が音の強弱や有無、演奏法の違いなどによって、感情や曲の世界観を表しているからでしょう。人間の声も、同じセリフを言うにしても、言い方次第で印象が大きく変わってしまいます。相手が何を考えているのか、自分の気持ちをどのように伝えたらいいのかということをより良く考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
表面上、相手が何を言っているかだけを意識するのではなく、本当は何を伝えたいのだろうかという思いやりを持つことで、真の意味でのコミュニケーション能力を養うことができます。
記憶力の向上と脳の活性化
ピアノを習っていると暗譜をする場面が出てくるため、記憶力の向上にも繋がります。
また、初見の練習をする場合には短期記憶の力が向上していきます。それだけではなく、両手を利用し、それぞれに異なった動きをするため、右脳と左脳を両方活用することになり、老人が取り組む場合には、ボケ防止にも効果があるのです。現代の日本では、高齢化により認知症の患者が増えていることが社会問題のうちの一つになっていますが、自分の好きなことを続けて健康に長寿を全うすることができるようになれば、それは素晴らしいことですね。
大人になられてから習い始めるのも良いですが、小さい頃からピアノに慣れておけば、大人になったころには苦労することもなく楽しんでピアノと向き合えるでしょう。
感性が豊かに!
最後に、最も大切なのは、感性が豊かになることです。たくさんの音楽に触れていくことで、その曲が持っている世界観を理解するようになったり、自分が考えていることを相手にどのようにして伝えようかと考えるようになったり、逆に相手のことをより理解しようとしたりするようになるからです。
こうした感性を養っていくと、人間としてより深みが増すようになっていきます。
移動手段が発達し、様々な文化が交流するこの時代では、こうした能力がきっと必要とされることでしょう。
これらのことを意識した上で、ピアノを習わせるということを考えると、単なるお稽古ごととしてレッスンがあるだけではなく、メリットがとても大きいでしょう。
また、こうしたメリットだけを意識するのではなく、純粋に音楽を楽しむということが一番大切なことなので、それを忘れないようにしておきましょう!!